分散型電源が連系している配電系統においては実負荷電流が計測できなくなるが、配電系統の設備計画・運用業務等においては実負荷電流の把握が必要である。特に重負荷期の最大電流は設備計画業務等において重要である。そこで、配電系統に接続されている需要家の契約高をもとに最大実負荷電流を予測する手法について検討する。手法としては、クラスター分析、重回帰分析を用いることにより最大実負荷電流の予測モデルを作成する。 本稿では、2014年7月、8月の実測電流及び契約高のデータを用いて、最大実負荷電流の予測モデルを作成し、予測結果と実測値の誤差について評価を行った。