6-215
大規模研究施設におけるスマートエネルギーシステムの研究その1計画概要
○小島義包・小山岳登・藤田尚志・小野島 一(大林組)・千貫智幸・アッタウィリヤヌパープパトム・マルミローリマルタ(三菱電機)
O社技術研究所は、消費電力が1000kWを超える大型の実験装置を備えた大規模研究施設である。本施設において、大規模太陽光発電(約820kW)や常用発電機等による分散発電設備のほか、小型や大型蓄電設備、これらを統合的に需給予測・制御・監視するEMS(Energy Management System)から構成されるスマートエネルギーシステムを構築した。ビッグデータを活用した電力需要と発電電力の予測とリアルタイムの需給の把握に基づき、時々刻々と変動する需給バランスを調整することができ、再生可能エネルギーを安定的かつ最大限に活用するシステムである。本報では、これらのエネルギーシステムの計画概要について報告する。