電気学会全国大会講演要旨
6-225
水電解装置による電力系統の周波数制御方式の検討
◎大橋正瑛・大山 力・辻 隆男(横浜国立大学)
現在,環境問題などの背景から再生可能エネルギーの普及が拡大している。それに伴い,既存電源群の下げ代不足に伴う余剰電力の発生や,出力変動の増加によって生じる系統の周波数変動などが問題となる。また同時に,クリーンエネルギーとしての水素利用も注目され始めている中で,本研究ではこれまで余剰電力の有効利用を目的とした水素製造装置の系統への導入を検討してきた。本論文では水素製造装置の即応性や制御の容易さを活用した,部分負荷運転による周波数変動の制御手法を提案する。