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デユーティ比制御法による高効率キャパシタ蓄電技術
○中田俊司(近畿大学)・牧野博之(大阪工業大学)・松田吉雄(金沢大学)
近年風力発電や太陽光発電のエネルギーを蓄電する技術が注目されている。とりわけ、電気2重層キャパシタへの蓄電は、充放電回数や動作可能温度の観点から有用と考えられ、エネルギー平準化に大きく寄与すると考えられる。キャパシタへの充電技術として、従来定電流回路が知られている。しかしこの方法では、電流値をシャント抵抗によりモニターする必要があり、部品数の増加、大電流を流した時の発熱という問題点があった。本発表では、これら問題点を解決したステップ電圧断熱充電回路について紹介する。また電気2重層キャパシタが電力の平準化に有用な蓄電デバイスであることが実験的に確かめられたので、これについても報告する。