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多重スケール法に基づく周波数測定の基礎検討
○関 建平(三菱電機)
電力系統などの交流電力に関する電気量を計測する場合、DFT(Discrete Fourier Transform)およびサンプリング定理をベースとして信号処理を用いることが一般的である。これに対して、著者は、対称性原理の群論を用いて、各種の電気量を計測する手法を提案してきた[1-4]。本稿では、高調波成分の影響を低減するために、サンプリング定理の束縛から解放した多重スケール法に基づく周波数測定の基礎検討結果について報告する。