電気学会全国大会講演要旨
6-259
保護リレー装置のレトロフィット更新
小比賀勢一・市川義治・神永 真(東京電力)・三浦祥吾(東芝)・◎丸山恭平・星 守(東芝システムテクノロジー)
1980年代に開発された初期形ディジタルリレー装置は,超高圧送電線保護リレー装置として導入しており,その大部分は既にリプレースが完了しているが,100台近い同タイプの保護リレー装置は,送電線停止ができない等の理由から,更新が見送られてきた。 しかし,リレーユニットの老朽化と保守用品の枯渇により,メンテナンスが困難になってきたことから,リレーユニットのみを最新のリレーユニットへ更新するレトロフィット工法を適用した。この工法は機器停止を行わず保護リレー装置の更新を行うことも可能であるため,更新費用を抑制できる点も大きなメリットである。