電気学会全国大会講演要旨
6-262
電気学会電気規格調査会標準規格ディジタル形過電流リレー JEC-2518 の概要
前田隆文(東芝)・臼井正司・○新谷幹夫(三菱電機)
電気学会電気規格調査会標準規格「JEC-2510 過電流継電器」は,電磁機械形及び静止形過電流リレー全般を対象とした規格として1989年に制定され20年が経過している。現在,わが国で製造,使用される過電流リレーの大部分がディジタル形となり機能・性能の向上及び試験を簡素化・省略が可能となっている。電気学会の保護リレー装置標準化委員会は2010年から,ディジタル形リレーの長所を享受できるよう,ディジタル形専用の仕様,性能,試験方法の標準を定めた「JEC-2518 ディジタル形過電流リレー」の作成を行い2015年3月に成案となる予定である。JEC-2518の制定の概要について報告する。