電気学会全国大会講演要旨
6-266
簡易型ケーブル区間事故検出装置に関する検証
鈴木基博・石崎幹史・田村 順(東北電力)・吉岡秀幸・◎矢野宏樹(日立製作所)
簡易型ケーブル区間事故検出装置に関する検証従来のケーブル区間事故検出に代わり、性能を維持しつつもコストを抑えた事故検出手法の検討を行った。 本事故検出手法は、ケーブル両端の電流を計測する従来手法とは異なり、ケーブルシースの接地部の電流を計測することにより事故電流を計測し事故を判別するものである。 シミュレーションによる検証を行った結果、ケーブルの内外部の事故を判別することができ、選択性に優れていることを確認した。また装置構成も、従来は保護継電装置と別盤構成であったが、本事故検出手法では複数回線一体化も可能となり回線毎の装置コストが低減される。