電気学会全国大会講演要旨
7-002
ダイアゴナル型パルスMHD加速機の推力増分の印加磁場強度依存性
◎曽根弥太郎・田中智大・石田恭平・高橋一匡・佐々木 徹・菊池崇志・原田信弘(長岡技術科学大学)
Magnetohydrodynamic(MHD)加速機とは,地球重力場からの脱出や宇宙空間で長距離航行を行うための推進システムであり,ローレンツ力により推進力を得ることができる.さらなる推力増加のために多段パルス放電を用いたダイアゴナル型パルスMHD加速機が提案されており,磁場による推力増分を計測したところ磁場の増加に伴い,推力にピークが生じた.これは燃焼ガス中で発生するホール効果が原因だと考えられており,一般化されたオームの法則により,チャネル内電流密度を算出し,推力を概算すると同様な傾向がみられた.