電気学会全国大会講演要旨
7-006
パルスレーザ駆動MHD発電機の発電特性
◎半田恭平・黄 磊・松本正晴・奥野喜裕(東京工業大学)
パルスレーザを用いて希ガスを加熱し,高温・高圧かつ高電気伝導度の作動気体を生成することでMHD発電を行う,パルスレーザ駆動MHD発電が提案・検討されている。本研究では,CO2レーザを用いてアルゴンを作動気体とするパルスレーザ駆動MHD発電機の発電実験,および高速度ビデオカメラを用いた撮影を行うことで,発電特性とプラズマ流体挙動の更なる解明を目的とした。実験の結果,代表的な実験条件で最大発電出力9.38 mW,出力エネルギー25.1 μJが得られた。また,高速度ビデオとの比較により,出力電圧・電流の経時変化に対する発電機内プラズマ流体挙動が明らかとなった。