7-010
太陽光発電パワーコンディショナに誘導される電圧の一検討
◎佐藤 光・道下幸志(静岡大学)
本報告では、FDTD法(有限差分時間領域法)に基づいて計算が行われるVSTLを用いて、太陽光発電パネルの架台への雷撃よってパワーコンディショナのDC側電力線に加わる誘導電圧について検討を行った。縮小モデルを用いて得られる実験の結果と比べると、計算された結果は過電圧の最大値が約29%小さくなったが、波形全体は定性的に一致しており、計算結果の妥当性が示されたと考える。また、実物大モデルを用いた解析においてパワーコンディショナの入力容量を考慮して計算行った場合、考慮しない場合と比較して約10%波高値が減少した。これは入力容量を考慮することで電力線-接地線間のキャパシタンスが大きくなったためである。