7-012
仮想同期発電機の電力貯蔵装置を用いたガスエンジン発電機の自立運転時の特性向上について
◎番匠友貴・三浦友史・伊瀬敏史(大阪大学)
電力系統においてエンジン発電機は停電時に電力を供給, 自立運転時に電力を供給する等重要な役割を担っている。自立運転時にエンジン発電機使う際その運転には回転数変化の上限値と下限値が存在する。そこで, エンジン発電機に負荷を投入する場合はその上限下限を考慮して負荷投入量を設定する必要がありその結果, 投入できる負荷容量が制限されてしまうことになる。そこで本研究では仮想同期発電機制御(Virtual Synchronous Generator ,VSG)に用いられている電力貯蔵装置を活用してエンジン発電機の回転数変動を抑制しその安定化を行うことを目標とする。本論文では電力貯蔵装置の制御理論とシミュレーション結果さらに実験結果を示しその効果をまとめた。