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開閉インパルス電圧の波頭長計算法の改善
◎伊藤 彰・古山晃司・脇本隆之(千葉工業大学)
開閉インパルス電圧の波頭長はIECで現象開始からピーク点までの時間とし、雷インパルス電圧と同様に30%、90%波高点を結ぶ時間に係数を乗じて算出するように規定されている。
CIGREでは,波頭長算出法を根本的に見直す試みが行われ,欧州計量研からは曲線近似を用いたパラメータ算出法が提案されている。しかしこの手法には専用のソフトウェアを要し,既存ソフトウェアの更新が必須である。補正式を用いる方法は既存ソフトウェアを用いて波頭長を容易に計算可能である。そこで現行の補正式よりも簡便な式で高精度かつ,適用範囲の広い補正式を求めたので,その内容について報告する。