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部分放電校正器の性能評価に関する検討
◎古山晃司・脇本隆之(千葉工業大学)
部分放電測定はIEC60270やJEC-0401でその方法が規定されているが、その信頼性評価については世界的に確立していない。このような状況に対応して欧州国家計量標準機関協会 (EURAMET)では、部分放電測定用校正器の国際持ち回り試験を計画している。本稿では、我が国としてこの国際比較試験へ参加する可否について検討を行うために校正器の評価系を構築し、その不確かさ評価を実施した。評価系はオシロスコープ、DMM、LCRメータ、抵抗、キャパシタおよび自作ソフトウェアで構成されており、評価の結果2.56%の不確かさの値が得られた。