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太陽光発電の出力変動の平準化効果の基礎検討
○佐々木三郎・佐久間森生・深井裕輝・土岐晃大・湯本雅恵(東京都市大学)
太陽光発電が大量に普及すると想定すると、面的に分布する太陽光発電設備の地域大での発電量を把握する必要がある。このため、東京都市大学と東京工業大学の太陽光発電設備の発電出力のスペクトルとコヒーレンスによる相関解析を行い、2地点の相関結果から、さらにその先の仮想第3地点の出力を推定した。この結果として、3地点の発生電力の合成値では、発電出力の最大値と最小値の変動幅が63%となり、1地点の場合の変動幅90%に比べ小さく、離隔距離が5〜6kmでもある程度のならし効果が見込めることを定量的に示した。