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PVモジュールのバイパスダイオード故障検出-太陽電池の表面温度変化-
◎加瀬亮一・長尾 力・西川省吾(日本大学)
太陽電池モジュールの端子箱に接続されている「バイパスダイオード(以下、Bダイオード)」が短絡故障すると、モジュールの電圧が低下し、出力が小さくなる。また、現状の検出技術ではストリング内における異常モジュールの特定ができない、複数のストリングを同時に計測できないなどの課題がある。そのため、簡易で検出の時間が短時間ですむ故障検出方法が必要である。
Bダイオードの故障は「短絡」がほとんどのため、本稿ではBダイオードの故障は「短絡」を想定し、太陽電池表面の温度変化をサーモカメラにより観察することで、Bダイオードの故障部分を検出する方法について検討したので報告する。