電気学会全国大会講演要旨
7-048
部分影状態の変動周期に対する太陽光発電のMPPT制御への影響
高江洲克斗・平良直登・○浦崎直光(琉球大学)
太陽電池(PV)の電圧-出力(V-P)特性は均一日射状態では単峰であるが、PVに部分影が発生した場合は複峰性を持ち、通常のMPPT制御法では最大電力点での動作ができない可能性がある。これまでに種々の部分影対応型MPPT制御法が提案されているが、部分影状態の変動周期に対するMPPT制御の追従精度への定量的な影響はほとんど解析されていない。本研究では様々な部分影状態においてその変動周期を変更した場合のFOCV法と部分影対応FOCV法によるMPPT制御への影響をシミュレーションによって比較した。部分影対応FOCV法は変動周期が0.2秒以上あれば有効であり、FOCV法に比べ出力が16%向上した。