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振動発電におけるエネルギー回収量の増加のための諸検討
◎青沼智也・田中 孔・名取賢二・佐藤之彦(千葉大学)
近年,半導体技術の進歩により,マイコンなどの低消費電力化が進み,環境中の振動などの微弱なエネルギー源を有効活用できる見込みが立ってきた。振動をエネルギー源とした発電ではピエゾ素子を用いる方法が考えられる。その場合,得られる電力は単位面積(1cm^2)あたり数μWと微量であるため,なるべく多くのエネルギーを振動から回収する発電システムの開発が必要である。
本研究では,これまでに考案されたエネルギー回収量の増加を目的とした振動発電システムの性能について,実験・シミュレーションにより検証することを目的とする。