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簡易型熱流センサーによる熱電モジュール計測
○長瀬和夫・高澤弘幸・Xiaokai Hu・山本 淳・小原春彦(産業技術総合研究所)
熱電モジュールの発電効率評価では、熱流計測が重要である。現在運用している測温抵抗体を用いた専用設計Cuブロック熱流センサーは、正確ではあるが煩雑な校正作業が必要である。昨年の大会において、住宅用断熱材計測用市販熱流センサーへ代替え出来ないか比較実験を行った結果、市販センサーは熱抵抗が高く適用困難であることを報告した。そこで熱起電力の高いCu-Ni合金を用いてセンサーを開発し現行センサーと比較検討をおこなった。
実験の結果、Cu-Ni合金センサーは現行センサーと同等の計測値を示した。なお、より正確な計測のためCu-Ni合金センサー校正方法の開発が考えられる。