電気学会全国大会講演要旨
7-062
デシカント空調システムにおける除湿性能の向上手法に関する研究
◎村田遼太郎・佐々木 仁・林 則行・田島大輔(宮崎大学)
コージェネレーションシステムで得られる低温排熱や温水は,夏場ではその需要が減り,有効利用ができなくなる.一方,農業分野ではハウスで野菜や花を栽培する際,蒸散などにより,ハウス内の湿度が上昇してしまうため,ハウス内の除湿空調技術の開発が強く求められている.本研究では,低温排熱の有効利用とハウス内の空調を同時に実現できるデシカント空調システムの開発を目的としている.本稿では,デシカント空調システムを温室に導入した際の除湿量を増加させる方法として,外気と内気を気温に応じて切り換えるデシカント空調システムの運転方式の検討を行ったので報告する.