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電解液間の間欠沿面アークを用いたポリマー材料の耐アーク性試験
◎小杉隆博・松本隆宇(静岡大学)
汚損がいし表面の特徴である水滴間放電を模擬したポリマーがいし材料の耐エロージョン試験法を考案した。
電気学会委員会配布の平板試料に作製した2つの窪みにNaCl水溶液を注入し電極を浸けて、水滴間でアーク放電を発生させた。短絡電流(≒放電電流)、課電/休止時間の組み合わせを変えて、耐エロージョン試験として適切な条件を調査した。
その結果、放電電流30mA程度以下で、継続時間0.75s以下、休止時間3〜5秒の条件で汚損沿面アークを発生させて、数千回の放電に試料を曝すとエロージョンや炭化が表面に生じ、その様相が材料により異なることから、耐エロージョン性能の検出が可能であることが分かった。