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NSDDをパラメータにしたポリマーがい管の等価霧中フラッシオーバ特性
◎吉田貴志・井波 潔・笹森健次・楫野宏樹(三菱電機)・中畑匡章・加川博明(東京電力)
電気協同研究会「ポリマーがい管の設計基準・試験法の標準化専門委員会」からの依頼により,東京電力(株)浜平変電所において154kVGIS用のブッシングとして,約15年間使用されたポリマーがい管を用いて等価霧中試験を行い,異なるNSDD条件におけるポリマーがい管の等価霧中フラッシオーバ特性を評価した。その結果,今回実施したSDD=0.01mg/cm2条件においては,NSDD=1.0 mg/cm2程度を境にしてフラッシオーバに至る過程が変化すると考えられる。今回の結果より,適切な試験条件を設定することで,等価霧中試験がポリマーがい管の人口汚損試験法として成立する可能性が得られたものと考えられる。