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気中湿度が高電圧直流電荷漏洩現象に与える影響
○深谷祥吾・堀 豊貴・村瀬 洋・箕輪昌幸・依田正之(愛知工業大学)
遮断器によって切り離された送電線には直流電荷が残留し、ある時間を経て減衰していくことがわかっている。しかし、この減衰時間にはばらつきがあり、同時に測定された気象条件と減衰時間のばらつきは関連付けられていない。また、電荷漏洩には二つあり、気中を伝わって大地へ流れるものと、固体絶縁物表面を伝わって大地へ流れるものの二つである。本研究では、固体絶縁物としてがいしを用意し、清浄なものと人工汚染したものの二種類を使う。この二種類のがいし表面漏洩電流と気中に伝わる漏洩電流について、空気中の水分量との相関性、データの分散について検討した。