電気学会全国大会講演要旨
7-099
22kV架空配電線路の合理的な耐雷対策に関する検討
◎瀬戸口 誠・吉田友一・石本和之・浅川 聡(電力中央研究所)・坂江摩己(九州電力)
本研究では,22kV架空配電線路の合理的な耐雷対策に関する基礎的な検討として,22kV配電単独線路,ならびに22kV配電線に6kV配電線が併架された線路における雷撃時の各種特性について、架空地線の有無・雷電流印加箇所・22kV限流アークホーン設置箇所をパラメータとして,実験的及び解析的に検証を行っている。本研究での検証の結果、22kV配電線路に6kV配電線路が併架された時、6kV配電線路は22kV配電線路に対して架空地線と同等の耐雷効果をもたらすことが明らかになった。また,22kV配電線路に6kV配電線路と架空地線の両方を併設すると、耐雷効果が更に上昇することが明らかになった。