電気学会全国大会講演要旨
7-101
66kV送電線への避雷装置適用による雷事故率低減効果
◎高橋慎哉・松本 憲・三条修一・成田知巳・太田 浩(東京電力)
東京電力の送電用避雷装置設置状況の変化や適用効果について,設置率,雷事故率を用いて定量的に評価を行った。避雷装置設置率が平均2%の期間は平均雷事故率が5.57件/100km・年であったのに対し,設置が進み平均設置率が30%になった期間は平均雷事故率が3.61件/100km・年と雷事故率が35%低減していることが確認された。この結果は,避雷装置を設置したことによる低減効果と推測できる。また,平均設置率の増加分は28%であることから,設置率増加分より高い雷事故低減率が得られたことが確認された。