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狭隘人孔における275kVRBJの性能評価
嘉屋 健・山本隆喜(関西電力)・中嶋慎諭・○鈴木孝幸(ジェイ・パワーシステムズ)
RBJとはCVケーブル用接続部として、主絶縁部を常温収縮型ゴムブロックで形成し、ゴム収縮力によってケーブルとゴムユニット界面の絶縁性能(面圧)を保つ構造である。施工性の簡便さから近年主流となっており、現在国内では275kVまで実線路へ適用されている。これまで長期課通電試験やオフセット伸縮試験等において、ヒートサイクル条件及び高負荷条件下でRBJが所定の性能を有している事は確認済みであるが、狭隘な既設OF人孔へRBJを適用した場合等の厳しいオフセット条件と高温負荷一定条件を組み合わせた評価は実施されていない。そこで、狭隘模擬人孔における30年経年模擬試料によるヒートサイクル伸縮時のRBJ面圧評価を実施したため、その内容を報告する。