電気学会全国大会講演要旨
7-106
275kVCV大サイズケーブル遮へい層通電試験結果
○吉田哲也・竹内弘伸(中部電力)
長距離275kV単心ケーブル線路の接地方式については,遮へい層内を流れる誘導電流を低減させるクロスボンド方式を採用することが一般的であるが,既存線路の一部を変更する工事により,区間長のアンバランスとなり,数百Aの大電流を遮へい層に流す必要が生じた。これまで接続部の遮へい層回路の通電性能を検証した実績がなかったため,実機にて遮へい層回路に対して大電流を流した場合の温度上昇値を実測し,局部的な異常発熱の有無等遮へい層回路に与える影響について評価を行った。