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220kV級OFケーブル/CVケーブル異種接続箱の開発
◎森 大樹・倉田 勝・前田 誠(ビスキャス)
地中送電系統がCVケーブル化されてゆく趨勢の中で、既設OFケーブル線路における切り替えニーズに対応するためには、OFケーブルとCVケーブルを直接つなぐ異種接続箱が不可欠である。そこで縮小化を図った220kV級OF/CVコンパクト異種接続箱を開発した。一連の検証試験にて、長期性能および残存性能にて良好な結果を得ることが出来た。さらに、電界解析および雷インパルス破壊性能から、275kV級への適用可能性を見出した。本接続箱は、従来品に比べて部品のコストダウンと施工時間短縮を達成するとともに、完全CV化を見据えた主要部品の互換性をも有しており、既設OFケーブル線路をCVケーブル化に大いに貢献するものと考える。