電気学会全国大会講演要旨
7-108
複合がい管を用いた275/400kV級簡易型気中終端接続箱の開発
◎田渕貴久・光山安一・虎井康男(ビスキャス)
超高圧CVケーブル用の気中終端接続箱には、従来、がい管には磁器製が、内部絶縁構造にはプレハブ式(エポキシ座+スプリングによる圧縮機構を用いたタイプ)が採用されている。但し、磁器がい管よりも軽量かつ高い防爆性といった有利点をもつ複合がい管や、プレハブ式の圧縮機構を省略し、ゴムブロックの自己収縮力によりケーブル絶縁体界面との密着を確保する、簡易型気中終端接続箱(以下、簡易型終端とする)も一部適用されてきている。 今回は、複合がい管を用いた簡易型終端の更なる適用範囲の拡大を目標として、国内275kV級及び海外400kV級の長期性能評価を行っており、その実施状況を報告する。