イベント企画
AIエージェントは「仕事」をどこまで自律的に実行できるのか? ― Web・動画制作を題材としたAgentic Work Execution ―
2026/9/2(水)  15:30-17:30
【企画概要】近年、大規模言語モデルを基盤としたAIエージェントが急速に発展しているが、「実際の仕事をどこまで自律的に実行できるのか」という問いに対する体系的な検証は十分ではない。本企画では、動画制作といった実務的タスクを題材に、AIエージェントが目標設定、タスク分解、実行、失敗修正までをどの程度自律的に遂行可能かを議論する。加えて、国内研究会で実施予定のコンペティション(Agentic Work Execution Challenge)の設計思想と作成された動画を紹介し、人間介入コスト、自律度、実用性といった新たな評価軸を提示する。AIエージェント研究の今後の方向性と、国際会議への展開可能性についても議論する。 【企画資料はこちら】
全体司会 
奥原 俊(三重大学大学院工学研究科 講師)
【略歴】三重大学大学院工学研究科 情報工学専攻 講師.2020年名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程修了.博士(工学).藤田医科大学,京都大学大学院情報学研究科などを経て現職.マルチエージェントシステム,自動交渉,AIエージェントに関する研究に従事.
15:30~16:35 全体の進行説明 
15:35~16:25 講演 LLMマルチエージェントによる社会推論とシミュレーション
伊藤 孝行(京都大学大学院情報学研究科 教授)
【概要】古典的なABM(Agent-based modeling)やマルチエージェントシミュレーションは、人間の振る舞い自体の非マルコフ的な性質により、社会そのものを再現できているか疑問があった。エージェントのモデルとして、認識サイクルをルールベース的に実現することが多かったが限界があった。近年のLLMによるペルソナにより、人間のコンテキストベースの意思決定がある程度再現さつつあり、非マルコフ的な振る舞いを真似ることが、言葉の上で実現されつつある。本講演では最新動向と我々の取り組みを紹介する。
【略歴】京都大学教授.専門はマルチエージェントシステム,人工知能,自動交渉,合意形成支援.名古屋工業大学教授,ハーバード大・MIT客員研究員等を経て現職。AAMAS,IJCAI等の国際会議運営にも携わり,文部科学大臣表彰科学技術賞,日本学術振興会賞などを受賞,日本学術会議連携会員.
16:25~17:15 選出作品発表会 
17:15〜17:30 表彰式