イベント企画
デジタル社会におけるデータスペースとサイバーワールド
2025/9/4(木) 9:30-12:00
第3イベント会場
第3イベント会場
【企画概要】各国の情報を取り巻く情勢は、大きく変わってきている。計算機の能力向上とともに大きなデータを扱えるようになり、プラットフォーム側でデータを集めてそのデータを基にサービスを生み出す動きや、データ連携によって生み出される価値を中心にパラダイムシフトがおきている。 このようなデジタル社会の環境からデジタル社会で活躍する個人や組織の間で情報のやり取りがおこなわれている。これは、個人情報や秘匿情報を含む情報を扱う人を本人確認のための認証をおこない、情報の管理されている情報やインターネットにある雑多な情報にアクセスして、これらの情報を分析や可視化など、様々な領域でデータの利活用は無くてはならない社会になっている。 データ品質の高いデータの連携をおこない、データを活用できるようにすることで社会が成り立つ時代になっている。データスペースにおけるデータマチュリティはデータを活用する全ての各組織やデジタル社会の重要な考え方でもある。 そこで「デジタル社会におけるデータスペースとサイバーワールド」と題して企画を提案する。 | |
9:30-9:40 司会/講演(1) デジタル社会におけるデータスペースとサイバーワールドについて | |
岡田 忠(独立行政法人情報処理推進機構 デジタル基盤センター デジタルエンジニアリング部 データスペースグループ 技術統括 併任 AIシステムグループ エキスパート) | |
【概要】本企画では、デジタル社会におけるデータスペースと題して、各ご講演者からお話を伺います。デジタルの現実世界(リアルワールド)での社会実装やサイバーワールド研究会についての企画趣旨を説明する。 | |
![]() | 【略歴】1971年(昭和46年)、茨城県鹿嶋市生まれ。茨城大学大学院 理工学研究科 情報・システム科学専攻 博士後期課程単位取得退学。情報保全、危機管理、災害 リスク、リスクコミュニケーション研究、人工知能、セマンティックウェブ、ナレッジグラフ、オントロジー、サイバーセキュリティ、GEOINT、テロ対策、国際テロ。パケット解析、Linuxを用いたシステムに関する評価、検証、システム構築。LinuxPCに関する評価、検証、システム構築及び推進、Linux・OSSの実証実験プロジェクトマネージメントなど。最近では新規事業創出、DX、スマートシティ、スマートエネルギー、脱炭素などのコンサルティングや調査研究などに従事。現在は、データスペースの推進、データの相互運用性、データ辞書、IMI、データモデル、データ利活用の推進をしている。 委員として、2006年から日本OSS推進フォーラム デスクトップ部会 メンバー、クラウド技術部会 副部会長兼チーム2 リーダ。国際情報化協力センター(CICC)アジアOSS普及推進小委員会委員。電子情報通信学会サイバーワールド研究会専門委員。2014年デジタル・フォレンジック研究会 日本語処理解析性能評価分科会、医療分科会、DF人材育成分科会委員。サイバー防衛部会 課題検討整理分科会主査。いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会つくば市実行委員会 常任委員、競技委員。2022年社会情報学会、データ活用の社会実装研究部会 部会長。2024年機械システム振興協会、生成AI活用に向けた企業内データの整備検討フォーラム 専門委員。 研究会・勉強会 デジタルフォレンジック研究会、社会情報学勉強会 SocioInfo/安全保障勉強会 SecInfo主宰。OSS、情報セキュリティ、IT農業、スポーツIT等。 所属学会 情報処理学会、日本リスク学会、日本国際情報学会、社会情報学会 |
9:40-10:30 講演(2) デジタル基盤の整備に向けて | |
平本 健二(独立行政法人情報処理推進機構 デジタル基盤センター センター長) | |
【概要】道路や車などの都市基盤があって都市が成立するように、デジタル社会を実現するためには、ソフトウェアやデータ等のデジタル基盤が重要になります。 デジタル社会の特徴は、グローバルであり、ものすごい速さでアップデートを繰り返すことです。本講演では、デジタル基盤整備やその普及に関する国内外の動向や今後の方向性について展望します。 | |
![]() | 【略歴】大手SIerからコンサルティング会社、経済産業省、デジタル庁等を経て現職。デジタル庁で政府のデータ戦略の責任者を務め、戦略から環境整備、サービス実現、国際調整等を推進。2023年4月から、データ環境だけでなく、ソフトウェア・エンジニアリング、デジタル・トランスフォーメーション、人材育成等も加えたデジタル社会の基盤を、総合的かつグローバルな視点で推進。スマートシティ、防災プロジェクトに参加するとともに、アドレス・ベースレジストリの整備、シビックテックコミュニティ活動に参加するなどまちつくりプロジェクトにも数多く参加。デジタル庁を併任するとともに東京大学等で講義も担当。 |
10:30-11:20 講演(3) 企業・組織の枠組みを超えたデータ連携のためのデータスペース | |
土橋 昌(独立行政法人情報処理推進機構 デジタル基盤センター デジタルエンジニアリング部 シニアエキスパート) | |
【概要】近年、欧州、日本、さらには米国、中国において、企業や組織の枠を超えてデータ連携するための「データスペース」を実現するためのイニシアティブが立ち上がってきています。欧州発として、International Data Spaces Associationがデータスペースで用いられるプロトコルの国際標準化を推進していますし、日本においては、データ連携のための共通技術や標準等を提供する産業界を中心としたDATA-EXや、企業や業界、国境をまたぐ横断的なデータ連携・システム連携の実現を目指して経産省が主導するOuranos Ecosystemなどがあります。本講演では、データスペースとは何か、またIPAデジタル基盤センターが提供するデータスペースに関連するナレッジを紹介します。 | |
![]() | 【略歴】2008年頃よりオープンソースを用いたウェブシステムに関するシステム開発・技術開発に従事。また並列分散処理を用いた大規模データ基盤の研究技術開発・システム開発に携わった後、企業・業界を越えたデータ連携、データスペースに関する研究技術開発・システム開発に携わる。2024年より情報処理推進機構にてデータスペースやデータガバナンスに関する調査・啓発、ガイドやツールの開発に取り組む。国内・国際会議にて多数登壇。並列分散処理のオープンソースや機械学習工学に関する著書多数。 |
11:20-12:00 講演(4) 「仮)データ利活用を支える相互運用性に必要なデータ辞書」 | |
岡田 忠(独立行政法人情報処理推進機構 デジタル基盤センター デジタルエンジニアリング部 データスペースグループ 技術統括 併任 AIシステムグループ エキスパート) | |
【概要】仮)データスペースでステイクホルダー間のデータ連携をおこない、AI利活用のためには、データが欠かせない。そのためデータの相互運用性のために必要な基盤整備を情報処理推進機構で推進している。また今後必要になるであろうデジタルエンジニアリングを皆さんと共に考えたい。 | |
![]() | 【略歴】1971年(昭和46年)、茨城県鹿嶋市生まれ。茨城大学大学院 理工学研究科 情報・システム科学専攻 博士後期課程単位取得退学。情報保全、危機管理、災害 リスク、リスクコミュニケーション研究、人工知能、セマンティックウェブ、ナレッジグラフ、オントロジー、サイバーセキュリティ、GEOINT、テロ対策、国際テロ。パケット解析、Linuxを用いたシステムに関する評価、検証、システム構築。LinuxPCに関する評価、検証、システム構築及び推進、Linux・OSSの実証実験プロジェクトマネージメントなど。最近では新規事業創出、DX、スマートシティ、スマートエネルギー、脱炭素などのコンサルティングや調査研究などに従事。現在は、データスペースの推進、データの相互運用性、データ辞書、IMI、データモデル、データ利活用の推進をしている。 委員として、2006年から日本OSS推進フォーラム デスクトップ部会 メンバー、クラウド技術部会 副部会長兼チーム2 リーダ。国際情報化協力センター(CICC)アジアOSS普及推進小委員会委員。電子情報通信学会サイバーワールド研究会専門委員。2014年デジタル・フォレンジック研究会 日本語処理解析性能評価分科会、医療分科会、DF人材育成分科会委員。サイバー防衛部会 課題検討整理分科会主査。いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会つくば市実行委員会 常任委員、競技委員。2022年社会情報学会、データ活用の社会実装研究部会 部会長。2024年機械システム振興協会、生成AI活用に向けた企業内データの整備検討フォーラム 専門委員。 研究会・勉強会 デジタルフォレンジック研究会、社会情報学勉強会 SocioInfo/安全保障勉強会 SecInfo主宰。OSS、情報セキュリティ、IT農業、スポーツIT等。 所属学会 情報処理学会、日本リスク学会、日本国際情報学会、社会情報学会 |