イベント企画
情報科学教育がひらく未来―北海道科学大学情報科学部開設記念シンポジウム―
2025/9/3(水) 13:10-15:10
第1イベント会場
【企画概要】近年のAIやビッグデータの進展により、情報分野の人材への期待はこれまで以上に高まっています。こうした背景を受け、全国の大学・高専で情報系の学部・学科設置が相次ぎ、FIT2025の会場である北海道科学大学でも2025年度より情報科学部を新設しました。本シンポジウムでは、「これからの情報分野の人材育成において何がポイントとなるのか」を軸として、最新の教育事例や地域企業との連携の可能性について意見交換を行い、教育機関が担う役割を再考する機会とします。講演やパネル討論を通じ、より良い情報人材の育成を多様なステークホルダーが協働して実現するためのヒントを探ります。
13:10-13:40 講演 北海道の未来を拓くDXと先端産業~地域経済の発展と情報技術の役割~
竹野 直人(経済産業省 北海道経済産業局 製造・情報産業課長)
【概要】北海道の基幹産業である食や、今後の成長が期待される半導体・宇宙産業。これらの分野 と情報技術は、どう結びついているのでしょうか。本公演では、経済産業省の視点から、 地域経済の現状と課題、そしてDXがもたらす可能性を解説します。情報科学を学ぶ人材 が、これからの北海道でどのように活躍できるか、そのヒントをお伝えします。
【略歴】2000年に北海道経済産業局へ入局、これまでに中小企業政策、地域産業政策を歴任。 2007年に経済産業省産業技術環境局大学連携推進課(現イノベーション・環境局大学 連携推進室)勤務、2022年に帯広市出向などを経て、2025年5月から現職。
13:45-14:45 パネル討論 パネリスト 情報科学教育がひらく未来
川上 敬(北海道科学大学 学長)
【略歴】1986年北海道大学工学部精密工学科を卒業,1996年北海道大学大学院工学研究科情報工学専攻博士課程修了。博士(工学)。1998年北海道工業大学工学部助教授,2007年ベルギー ブリュッセル自由大学客員研究員,2008年北海道工業大学創生工学部教授,2018年北海道科学大学副学長,2022年同大学長(現在に至る)。メタヒューリスティックスの最適化問題への適用,機械学習の社会実装に関する研究に従事。
13:45-14:45 パネル討論 パネリスト 情報科学教育がひらく未来
岩谷 圭介(株式会社岩谷技研 代表取締役/発明家)
【略歴】1986年、福島県生まれ。北海道大学工学部機械知能工学科卒業。在学中の2011年より気球の研究に着手。これまでの飛行試験は500回に及ぶ。2016年に岩谷技研を設立し、2020年には有人宇宙遊覧に向けた資金調達を開始。2024年7月、国内初となる高度20㎞超の有人飛行試験に成功。2025年に世界初(岩谷技研調べ)の「宇宙遊覧フライト」の商用運航を目指す。これまでに、全国メディア出演や著書出版、教育機関での講演の他、小学4年国語教科書「風船でうちゅうへ」(光村図書)を監修。
13:45-14:45 パネル討論 パネリスト 情報科学教育がひらく未来
梶 達(上士幌町役場 デジタル推進課 課長)
【略歴】大学卒業後、2001年に上士幌町役場に奉職。 2013年に北海道への移住を推進する「NPO法人住んでみたい北海道推進会議」へ出向。 その後、企画財政課のふるさと納税担当主査、企業誘致担当主幹、ICT推進室長を経て、 2022年から町全体のDX推進や新たなビジネス創出に取り組むデジタル推進課の課長職に従事。
13:45-14:45 パネル討論 パネリスト 情報科学教育がひらく未来
竹野 直人(経済産業省 北海道経済産業局 製造・情報産業課長)
【略歴】2000年に北海道経済産業局へ入局、これまでに中小企業政策、地域産業政策を歴任。 2007年に経済産業省産業技術環境局大学連携推進課(現イノベーション・環境局大学 連携推進室)勤務、2022年に帯広市出向などを経て、2025年5月から現職。
13:45-14:45 パネル討論 司会 情報科学教育がひらく未来
磯田 彩実(テレビ北海道 報道制作局アナウンス部 アナウンサー)
【略歴】2012年北海道大学工学部情報エレクトロニクス学科メディアネットワーク専攻卒業。人工知能の対話学習機能を研究。同年4月にテレビ北海道へ入社し、アナウンス部・報道部に所属。入社から現在まで北海道経済の話題を幅広く取材する「けいナビ~応援!どさんこ経済」に出演中。そのほか5時ナビ、スイッチン!、プロ野球中継など報道・情報・スポーツ番組を担当。オフラインでは資産運用セミナーやDX/GXシンポジウムのモデレーターなどを務める。