イベント企画
2026/9/2(水) 15:30-17:30
生成AIの発展と社会変革 ― 信頼できるAI社会に向けて | |
| 黒橋 禎夫(国立情報学研究所 所長) | |
| 【概要】生成AIの急速な発展によって、私たちの社会は大きな変革の入り口に立っている。自然な対話を実現したChatGPTの登場を契機として、生成AIは画像理解、外部知識の活用、推論能力の強化、さらには自律的に行動するAIエージェントへと発展を続けている。言語や画像は社会活動を支える基盤的な情報であり、それらを計算機が高精度に理解・生成できるようになった意義は極めて大きい。また近年では、科学研究そのものを加速するAI for Scienceへの期待も高まっている。 本講演では、こうした生成AI技術の発展の背景と現在地を概説するとともに、透明性・信頼性を備えた生成AIの実現に向けた課題について論じる。あわせて、産学官によるTeam Scienceの枠組みで推進しているLLM-jpプロジェクトを紹介し、日本におけるオープンな生成AI基盤の構築と、持続可能で開かれたAI社会に向けた展望を示す。 | |
![]() | 【略歴】1994年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。2006年4月より京都大学大学院情報学研究科教授。2023年4月より同特定教授および国立情報学研究所長を併任。2026年4月より国立情報学研究所長専任。自然言語処理、知識情報処理の研究に従事。言語処理学会10周年記念論文賞、同20周年記念論文賞、文部科学大臣表彰科学技術賞等を受賞。2024年4月より国立情報学研究所内に大規模言語モデル研究開発センターを設置し、全国の研究者と透明性・信頼性の高い日本語版LLMの構築を目指し研究開発を進めている。 |

