トップコンファレンス 3 インタラクションとモバイル
8/25(水) 15:30-17:30
第4イベント会場(オンライン)
15:30-15:50 講演(1) 【タイトル邦題】 Pop-up Print:双安定な折りたたみ3Dプリント
野間 裕太(東京大学 大学院工学系研究科電気系工学専攻川原研究室 修士課程学生)
【原発表の書誌情報】 Noma, Y., Narumi, K., Okuya, F., Kawahara, Y.: Pop-up Print: Rapidly 3D Printing Mechanically Reversible Objects in the Folded State, Proceedings of the 33rd Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST'20), pp.58-70 (2020).
【概要】 3Dプリンタの高速な造形とサポート材の削減を実現するため、形状を折りたたまれた状態で3Dプリントし、造形後に展開させる手法「Pop-up Print」を提案した。本研究では折りたたみ方法や物体が双安定となる条件を論じ、それらを利用して所望の形状を折りたたまれた状態に変換するソフトウェアを実装した。
【略歴】 2020年東京大学工学部電子情報工学科卒業。同年より東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻修士課程。JST ACT-X「数理・情報のフロンティア」個人研究者。デジタルファブリケーション・コンピュータグラフィックスを専門とし、折り紙の知見を利用した新たなものづくりの研究を行っている。
15:50-16:10 講演(2) 【タイトル邦題】 サーボガウシアンモデル: 経路通過と移動ターゲット追尾タスクの成功率推定
山中 祥太(ヤフー株式会社 Yahoo! JAPAN研究所 上席研究員)
【原発表の書誌情報】 Yamanaka, S., Usuba, H., Takahashi, H., Miyashita, H.: Servo-Gaussian Model to Predict Success Rates in Manual Tracking: Path Steering and Pursuit of 1D Moving Target, Proc. ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST), pp.844-857 (2020).
【概要】 直線経路を通過するステアリングタスクと,移動ターゲット内にカーソルを入れ続けるタスクにおける成功率推定モデルを提案する.これらを弾道運動の繰り返しとみなすことでタスク全体の成功率を高精度に推定できた.
【略歴】 2016年に明治大学大学院にて博士号を取得(工学).
2015年より日本学術振興会特別研究員DC2,2016年より日本学術振興会特別研究員PDおよび明治大学総合数理学部客員研究員を勤めたのち,2017年にヤフー株式会社に入社(Yahoo! JAPAN研究所,主任研究員),2018年より同社上席研究員,現在に至る.
ユーザインタフェース研究,特に運動性能のモデル化に興味を持つ.
16:10-16:30 講演(3) 【タイトル邦題】 TelemetRing: バッテリレスかつワイヤレスな指輪型キーボード
高橋 亮(東京大学 大学院工学系研究科電気系工学専攻川原研究室 博士課程)
【原発表の書誌情報】 R. Takhashi, M. Fukumoto, C. Han, T. Sasatani, Y. Narusue, and Y. Kawahara: TelemetRing: A Batteryless and Wireless Ring-shaped Keyboard using Passive Inductive Telemetry, Proc. of the 33rd Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST), pp.1161–1168, (2020).
【概要】 指に装着した指輪型デバイスでタイピングを検知し、文字入力を行うワイヤレスな指輪型キーボードがある。本研究では、コイルを用いた高感度な無線センシングにより、指輪型キーボードのバッテリレス化を実現した。
【略歴】 2020年東京大学大学院情報理工学系研究科博士前期課程修了。同年より工学系研究科博士後期課程在籍。専門は無線給電・センシングやデジタルファブリケーション、形状変化インタフェースなど。主な受賞として2020年ACM CHI Honorable Mention Awardなど。
16:30-16:50 講演(4) 【タイトル邦題】 VocaBura:歩行時の音声聴取を用いた第二言語語彙学習手法
HAUTASAARI Ari(東京大学 大学院情報学環 特任講師)
【原発表の書誌情報】 Ari Hautasaari, Takeo Hamada, Kuntaro Ishiyama, and Shogo Fukushima. VocaBura: A Method for Supporting Second Language Vocabulary Learning While Walking. Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies (IMWUT) 3, 4, Article 135, 2019.
【概要】 本論文では、通勤・通学のような隙間時間に利用できる、場所に関する単語が音声で再生される偶発的第二言語語彙学習手法を提案する。
【略歴】 2013年京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了。NTTコミュニケーション科学基礎研究所、東京大学大学院情報学環助教を経て、2020年4月より現職。専門はヒューマン・コンピュータ・インタラクションで、特に多言語コミュニケーション・コラボレーションの支援。
16:50-17:10 講演(5) 【タイトル邦題】 ユーザー間の動画視聴履歴の共通要素を基に対面コミュニケーションを促進するウェアラブルシステム
小川 展夢(NHK 放送技術研究所ネットサービス基盤研究部 研究員)
【原発表の書誌情報】 Hiromu, O., Pattie, M.: Smartwatch-based topic suggestions to enrich casual conversations in awkward encounters, Proc. ACM International Symposium on Wearable Computers (ISWC), pp.68–72 (2020).
【概要】 偶発的な出会いの場において、ユーザー間の動画コンテンツの視聴履歴を比較し、共通する要素を話題として提示するウェアラブルシステムを開発した。動画視聴など個人の活動の履歴情報を、コミュニケーション活性に活用する方法を提案した。
【略歴】 2014年東京工業大学大学院総合理工学研究科物理情報システム専攻博士前期課程修了。同年NHK入局。2016年から現所属。2019-2020年、MITメディアラボ客員研究員。ユーザーコンテキストに応じたコンテンツ提示の研究に従事
17:10-17:30 講演(6) 【タイトル邦題】 準静空洞共振器を用いた部屋スケール無線充電と負荷変調通信
笹谷 拓也(東京大学 大学院工学系研究科電気系工学専攻 特任助教)
【原発表の書誌情報】 Takuya Sasatani, Chouchang Jack Yang, Matthew J. Chabalko, Yoshihiro Kawahara, and Alanson P. Sample, “Room-Wide Wireless Charging and Load-Modulation Communication via Quasistatic Cavity Resonance,” PACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies (ACM IMWUT), Vol. 2, No. 4, Article No. 188, Dec. 2018.
【概要】 準静空洞共振器という部屋スケールの共振器構造を用いた無線給電・通信システムを提案した。そして部屋内に分布する十個のIoTノードへの無線給電やセミパッシブな通信機構による省電力な通信が可能であることを明らかにした。
【略歴】 2021年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。博士課程在籍中に日本学術振興会特別研究員、JST ACT-X「数理・情報のフロンティア」個人研究者などを務め、2021年4月より東京大学大学院工学系研究科特任助教。無線技術やユビキタスコンピューティングなどの研究に従事。第11回日本学術振興会育志賞、ACM IMWUT distinguished paper award (2019)、2020年度山下記念研究賞などを受賞。