電気学会全国大会講演要旨
1-004
拡張現実感技術を利用した磁場可視化教材の開発
◎宮崎駿佑・福山 舟・松友真哉(新居浜工業高等専門学校)・野口 聡(北海道大学)
電磁気学分野は電気学習において基礎となる重要な分野である。 しかし、著者らが電磁気初学生である中学生を対象にアンケート調査を行った結果、これらの分野に興味を持つ学生は少ないということが分かった。その理由として電磁場はその理由として電磁場は直接目で見ることはできず、初学者にとって電磁場をイメージすることが難しいという点が考えられる。我々はこの問題の解決手法として拡張現実感(AR)技術を用いた磁場のリアルタイム可視化システムを提案している。本稿ではこの可視化システムの開発状況と、中学生を対象にした可視化システムの試用結果を報告する。