電気学会全国大会講演要旨
1-012
フィルム型圧電体を用いた集音発電システム教材の試作
◎岡部佑弥・安瀬登軌・濱崎真一(福島工業高等専門学校)
圧電素子は信号を与えると振動しスピーカーなどに使われるが、逆に圧電素子に振動を与えると起電圧が発生する。この特性を用いて圧電素子に音を与えて充電するシステムを作成している。この充電システムを用いて教育向けの装置を開発する。 圧電素子には振動しやすいフィルム型のものを用い、集音器を用いた。また発電効率の高い圧電素子の様々な配置パターンを検討した。結果、Liイオン電池に十分に充電可能な電圧を得ることが出来た。このフィルム型圧電素子と新たに考案した充電回路を用いて人の声で充電するシステムを用い、発電の導入としての興味を引くような教材を作れると考えている。