電気学会全国大会講演要旨
1-027
電磁界シミュレータを用いた広帯域アンテナの周波数特性改善
◎河端洋人・城戸 隆(新居浜工業高等専門学校)・佐藤源之(東北大学)
電磁界シミュレータを用いた広帯域アンテナの周波数特性改善を行った。本研究では地中レーダへの使用を目的としているため、ボウタイアンテナと呼ばれる広帯域アンテナのs21周波数特性を改善することを目的とした。アンテナ銅箔面の形状によって周波数特性が変化するため、より良い周波数特性が得られるアンテナ銅箔面形状を見つけ出すため、様々なアンテナをシミュレータ内で設計し、繰り返しシミュレーションを行った。今回設計したアンテナ銅箔面が五角形のボウタイアンテナは従来のアンテナ銅箔面が正三角形のボウタイアンテナに比べ、上限周波数と下限周波数の比であるH/L値が約24%向上していることが判明した。