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超音波顕微鏡を用いた皮膚表面の弾性率の測定
◎鈴木泰地・Indra Gunawan Agus・吉田祥子・穂積直裕(豊橋技術科学大学)・小林和人(本多電子)
皮膚表面の力学的特性は化粧品の効果の検証を行ううえで重要なパラメータの一つである。しかしながら、従来の測定装置では皮膚内部の情報を取得してしまうため、皮膚表面のみの弾性を測定することは困難となる。そこで、特定の層の弾性を測定することができる超音波顕微鏡を用いて皮膚表面の弾性の測定を試みた。超音波顕微鏡は、パルス状の集束超音波(中心周波数120MHz)を測定物に送波し、その反射信号から測定物の弾性を推定することが可能である。本研究では、女性の頬の皮膚表面を測定することで、皮膚表面の弾性の加齢変化をとらえた。また、解析により、取得データから皮膚表面の情報のみを抽出し、皮膚表面の弾性の評価を行った。