電気学会全国大会講演要旨
1-063
静電噴霧法によるDMFC用MEA作製の接地電極の大きさの検討
◎江頭雅之・山岡昂大・三上智士・矢澤翔大・工藤祐輔・蒔田鐵夫(日本大学)
燃料電池の種類の一つである直接メタノール形燃料電池は膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly: MEA)と呼ばれる部分で発電を行う。直接メタノール形燃料電池の発電性能はMEAの表面積を増加することで向上すると言われている。我々はMEAの表面積を増加させる手法として静電噴霧法に着目した。静電噴霧法とは溶液に高電圧を印加することで溶液の粒子を基板に堆積させる手法である。 本研究では、静電噴霧法を用いて接地電極であるアルミ板に触媒を塗布し、静電噴霧法により20 mm × 20 mmの反応面積に触媒を偏りなく塗布できる電極の大きさの検討を行った。