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弱電離気体プラズマの解析(CXXVIII)-パックトベット放電によるUCGガスの改質(1)
◎細井彰悟・猪股英紀・高橋一弘・佐藤孝紀・伊藤秀範・板倉賢一(室蘭工業大学)
70gの石炭を約420℃まで加熱して模擬UCG(Underground Coal Gasification)ガスを発生させるとともに,パックトベッド放電によって模擬UCGガスの放電改質を行った。放電改質前の模擬UCGガスの主な成分は,H2, CH4, CO2, H2Sであった。放電改質後のUCGガスを分析した結果,ガス中のH2Sの濃度が改質前と比べて低下しており,放電によるUCGガスの脱硫が可能であることがわかった。また,放電改質によって模擬UCGガス中のCH4およびCO2の濃度に変化がみられないこと,およびH2の濃度がわずかに上昇することがわかった。このことから,UCGガスの放電改質によるH2生成が可能であることもわかる。