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弱電離気体プラズマの解析(CXXIX)-パックトベッド放電による模擬消化ガスの脱硫(2)
◎西岡大介・高橋一弘・佐藤孝紀・伊藤秀範(室蘭工業大学)
パックトベッド放電を用いて模擬バイオガス(CH4:CO2:H2S=60:40:0.05 %)の脱硫を行い,H2Sの脱硫特性について検討した。放電開始直後よりH2Sが分解されること,および低流量にすることでH2Sの分解率が向上することがわかった。また,放電リアクタ表面温度は,H2Sの分解率に影響しないこともわかった。スケーリングを導入し,ガス流量,H2Sの初期濃度および投入電力で定義される特性エネルギーに対してH2Sの分解率をプロットすることで,異なる放電条件およびリアクタ構成においても1つの曲線で脱硫特性を表すことができることがわかった。