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プラズマ支援尿素SCRシステムにおけるV/TiO2触媒のV担持割合と低温活性化の効果
◎土田康平・谷口公基・小林和貴・大澤直樹・吉岡芳夫・花岡良一(金沢工業大学)
NOxの排出量が多いディーゼルエンジンでは,尿素SCRシステムによるNOx除去法が実用化されている。しかし,脱硝触媒の温度が低いとNOx除去性能が低下する問題がある。そこで,バリア放電と尿素SCRシステムを併用したプラズマ支援尿素SCRシステムが研究されている。これまでに,プラズマ支援尿素SCRシステムでは,低温プラズマ,TiO2触媒ならびにNH3が必要であることを明らかにした。本研究では,TiO2触媒へのバナジウムの担持割合を変化させたときの,尿素SCRシステム単独でのNOx除去性能とプラズマ支援の効果を調べた。その結果,担持割合が大きいほどNOx除去性能が向上するが,プラズマによる低温活性化効果は低くなる傾向を示すことがわかった。