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酵母の超短パルス電界殺菌における温度の影響
○法喜年哉・齋藤高輝・南谷靖史(山形大学)
本研究では超短パルス電界殺菌の広範囲な食品への適用を目指し,食品の含んでいる塩分濃度として最も高い3%の食塩水で食品を模擬し実験を行っている。本稿では,殺菌効率を上げるために,サンプルの温度変化における超短パルス電界殺菌の影響を調査したので報告する。22.5℃と30℃を比較すると菌数に変わりがないことからこの温度間では殺菌への影響がないと考察できる。また,22.5℃と50℃を比較すると殺菌効率が上昇することがわかる。超短パルス電界を印加する殺菌でも温度を多少上げることで殺菌効率が上がることが分かった。