電気学会全国大会講演要旨
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マンゴー果実に対する放電プラズマによる炭疽病抑制効果
○富永 大・田中聡之・迫田達也(宮崎大学)・溝口則和・櫛間義幸(宮崎県総合農業試験場)
本報では、収穫直後のマンゴーに対し、O3のみを供給する場合、O3及びミストを供給する(プラズマミスト)場合、ミスト中でマンゴー近傍に放電プラズマ源を設置し、殺菌処理した場合(プラズマミスト)の殺菌効果を比較した。その結果、処理対象近傍でプラズマを発生させても1 min処理では発病抑制効果が得られないが、果面障害を発生せず、その一方で、オゾンとミストを混合し4 min処理することで最も発病抑制効果が得られるが、果面障害を引き起こすことが分かった。今後は、果面障害を起こさず発病抑制効果が得られる手法及び処理時間の特定が必要である。