1-129
直流電圧印加時の部分放電による放射電磁波の検出と特性
◎神川卓人・岡田 翔・上野秀樹(兵庫県立大学)・黒石祥斗(西日本旅客鉄道)
安定した電力供給を確保するために、機器の故障や事故の未然防止が必要不可欠である。特に、運転中の故障や事故を未然に防ぐために、絶縁破壊に至るまでの前駆現象である部分放電を検出し、劣化等の異常を発見することが重要である。また、部分放電に伴い電磁波が放射される。本報告では正極性の直流電圧印加時の部分放電が発生した際の部分放電開始電圧、放電電流を測定し、アンテナで放射電磁波を検出し、その特性について調査を行った。その結果、12MHz、23.5MHz、47MHz、67.5MHz、130MHzの周波数で電磁波強度のピークが現れて、放電電流値が大きくなると電磁波強度も大きくなることがわかり、電磁波強度と放電電流値に関係性がある結果が得られた。