電気学会全国大会講演要旨
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高繰り返し水中放電における気泡の動き
◎及川拓磨・尾形亮磨・笛 雅俊・秋山雅裕(岩手大学)
本研究では、水中における高繰り返し放電によって発生する気泡の振る舞いについてまとめた。500pps(pulse per second)の水中での放電において、各放電に対して、気泡が電極先端に引き寄せられるという現象が確認される。その現象の要因の解明を目的として、高速度カメラを用いて撮った動画を元にその動画を解析した。具体的には、気泡と電極間の距離を具体化し、数値として示した。また、気泡が電極先端に集まることによって放電形態が変化し、それにより気泡の引き寄せられ方に変化が生じるということが確認できた。これにより、気泡の伸縮が要因で、電極に引き寄せられているという結論に近づくこととなった。