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流水中の高繰り返し水中ストリーマ状放電の性質
◎秋山雅裕・笛 雅俊・及川拓磨・尾形亮磨・高木浩一(岩手大学)・秋山秀典(熊本大学)
ダムの水質浄化用の装置に動く電極を使っており、動作中に水中放電プラズマが生成されない問題があった。また、流量が多い場所でも水中放電プラズマの生成が安定せず、水質浄化率が悪くなっていた。その原因を探るため、電極をロボットで動作させた基礎実験を行った。放電確率は電圧値と電極の速度に依存し、その要因は微小バブルの有無であった。プラズマが確認されない状態でも微小バブルの生成はされており、それを使って2回目以降は放電プラズマが発生していた。電極に動きがあると微小バブルの発生した位置から離れてプラズマが生成されない事が分かった。