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弱電離気体プラズマの解析(CXXX)-水上コロナ放電による気相・液相の密度変化観測
◎山口大地・脇坂尚吾・高橋一弘・佐藤孝紀・伊藤秀範(室蘭工業大学)
イオン交換水を注いだポリスチレン製の容器の上部に1本の針電極を配置することで放電リアクタを構成し,針電極と水面間にコロナ放電を発生させ,気相および液相の密度変化をシュリーレン法およびシャドウグラフ法によって観測した。正極性ストリーマコロナ放電の発生により,ガスが水面に向かって広がりながら移動し,その速度は針先近傍で高く,針から離れるに従って低下することがわかった。また,火花放電の発生により水面に窪みが生じ,それが容器の底まで進展した。火花放電が止まった後,水面の窪みが減少し,反動で水面が凸状になるとともに,ガス中の密度変化がプルーム状となった。