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繰返し印加法による乾燥空気のインパルス耐電圧評価に関する検討
○山城啓輔・華表宏隆・早瀬悠二・高野哲美(富士電機)・熊田亜紀子・日高邦彦(東京大学)
環境適合性の為,乾燥空気を媒体とした高電圧機器が多用され,その信頼性と小型化追究を両立する観点から,高精度に耐電圧を把握する事が求められている。ガス絶縁におけるインパルス耐電圧評価には,昇降法による推定法が一般的に用いられているが,放電確率が正規分布である事を前提としているため,低放電確率のインパルス耐電圧が精度よく推定できるか不明である。そこで本報では昇降法と繰返し印加法の評価結果を比較した。その結果,昇降法による推定は2~3%程度,繰返し印加法で評価した実力値よりも上回り,繰返し印加法による実力評価の重要性が示唆された。