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エポキシ樹脂-ゴム密着界面における絶縁破壊の電極間距離依存性
◎大竹泰智・梅本貴弘・吉村 学・長谷川武敏・釣本崇夫(三菱電機)
高電圧の電力機器やケーブルにおいて、機器を接続する際に形成される固体絶縁物の接触界面は、接続作業時の異物管理で絶縁性能が大きく左右される。本研究では、線状金属異物の混入を想定して界面に箔電極を挿入し、放電進展特性の界面距離依存性について検討した。界面距離1~80mmにおいて部分放電電圧と絶縁破壊電圧を取得した結果、絶縁破壊電圧は界面長の0.42乗で上昇した。また、界面長が1mm程度の短い領域では部分放電発生後、即絶縁破壊するが界面長が長くなるにつれ部分放電発生から絶縁破壊までの電圧差が大きくなる。この電圧差は放電進展特性に依存して決まるため、背景電界や界面面圧等に大きく左右されると考えられる。